【ベトナムごはん】ホーチミンの現地メニューVS日本料理3食比較レポート part2
ベトナム最大の都市でもあり、高度成長期であるベトナム南部のホーチミンは、食事も多種多様化され日本にいるのと変わらないクオリティで食事することができるようになりました。ベトナムのローカル食はもちろん、和・洋・中・韓など、世界各国の料理を楽しめるホーチミンで、ベトナム現地メニューと日本料理を朝昼晩の3食でそれぞれ比較してみました。
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シンチャオ! ベトナム・ホーチミン市にある外資系企業で専門職をしている安永梢と申します。ベトナムに移住して満4年を迎え、すっかり現地の生活にもなれました。自炊より外食が多い文化のホーチミンですが、食事に飽きることはありません。常に新しいお店やいろいろな食材・食品に溢れているのでいつも食事が楽しみです。今回はホーチミンの朝・昼・晩の“食”についてご紹介します。
[朝食]ベトナム料理「ブンチャー」を食べました!
屋台ではない少し綺麗目なローカルレストランでブンチャー・ジオチャイ(Bun Cha Gio Chay)をいただきました。ベトナム北部ハノイを代表する料理ブンチャー(ベトナム風つけ麺)を、麺と具を一緒に盛りタレをかけて食すのが、南部スタイル“ブンチャー・ジオチャイ”。
ブンチャーの麺は、ベトナムでおなじみのフォーと同じお米麺です。今回いただいたブンチャー・ジオチャイは、揚げ春巻き付きで70,000VND(約350円)。地元の野菜がふんだんに盛り付けられています。しかも野菜はおかわり自由! 揚げたミニ玉ねぎがアクセントとなり、お酢の効いたつけダレは朝の胃腸にやさしく溶け込みます。ニンニクも少し効いているので、一日頑張れそうな朝食です。
[朝食]日系のコンビニで「おにぎり」「お粥」「スープ」を買って食べました!
ホーチミンにある日本食レストランでは、モーニングサービス(6~9時)をやっているところはないので、今回は日系のコンビニエンスストアで、海苔付きおにぎり19,000VND(約95円)と海苔なしおにぎり16,000VND(約80円)、かにスープ15,000VND(約75円)とおかゆスープ16,000VND(約80円)を購入しました。今、ホーチミンでは日系のコンビニエンスストアが非常に増えています。気軽におにぎりなどが購入できるので便利です。
[昼食]ベトナム人の友人宅で「ベトナム郷土料理」を食べました!
パーティーが大好きなベトナムレディ達に誘われて、ベトナム郷土料理を友人宅でいただきました。メニューは、紫いものスープ、揚げだし豆腐のレモングラス和え、温野菜と特製ソース、ベトナムチマキ、揚げ春巻きでした。どれもこれも美味で、大満足のランチ! 一人当たり約100,000VND(約500円)でした。
[昼食]和食レストランで「天丼定食」を食べました!
某和食レストランでボリュームたっぷりの天丼定食をいただきました。日本人シェフが調理する天丼とあって、久々に本物の日本の味を堪能することができました。和食レストランでの昼食だったのでベトナム料理に比べるとやや高く、天丼定食158,000VND(約800円)(+税金10%)でした。
[夕食]ベトナム料理レストランで「生春巻き」を食べました!
この日の夜はベトナム料理レストランへ行きました。生春巻き(Goi Cuon Tom Thit)80,000VND(約400円)と、牛肉とほうれん草のガーリック炒め(Rau Xao voi Thit Bo) 80,000VND(約400円)、カニ肉入りスープ(Sup Qua) 60,000VND(約300円)に外国産ボトルビール(Peroni) 80,000VND(約400円)。上品なレストランだったのでお値段も少し高めでしたが、どの料理もビールに良く合う濃厚な味付けで、お腹も気分も十分満足できました。
[夕食]和食レストランで「お好み焼き」「焼き鳥」を食べました!
日本のB級グルメを味わえるレストランで夕食をいただきました。お好み焼きをはじめ、広島焼きやたこ焼きなどを堪能できます!お好み焼きは120,000VND(約600円)、焼き鳥盛り合わせ120,000VND(約600円)でした。レトロな雰囲気のレストランで日本のB級グルメを味わえるなんて、ホーチミンはまさに食の天国です。
[ビール]年中真夏のホーチミンでは常にビールで乾杯!
ホーチミンのビールといえば、333(バーバーバー)とサイゴンスペシャルが定番です。スーパーなら333が14,000VND(約70円)、サイゴンスペシャルは10,000VND(約50円)で購入できます。北部と違い年中夏のホーチミンなので、ビールでの乾杯率はものすごく多いのが特徴です。飲みすぎには十分お気をつけください。
まとめ
ホーチミンの“食”レポートはいかがでしたか? この他にもバラエティ豊かな各国の料理がリーズナブルに楽しめます! 一度足を運んでホーチミンの“食”を満喫してみてくださいね。きっと、想像以上に納得&満足いただけるかと思います。
長期滞在の場合は、栄養のバランスを考えることも大切です。私は、野菜不足とビタミン・ミネラル補給のため、週に1度は「生野菜の日(野菜ブッフェのあるレストランに赴く)」と「フルーツの日(ビタミン・ミネラル・食物繊維豊富な果物、ドラゴンフルーツやココナツなど)」を設けています。量を食べられないときは、生絞りの野菜ジュースやシントー(フルーツシェイク)を摂るようにしています。体調管理をしながら、仕事に、遊びに、楽しいホーチミンライフをお過ごしください。
※日本円換算レートは2017年9月時点
- 安永梢
- 日本で貿易商社、物流系会社に勤務後、初の海外駐在先はベトナム・ホーチミン。慣れた土地ではあったものの、法的な問題に直面し、外資系コンサルティングファームへ転職。在住4年目を迎えるが、海外で活躍する日系企業様の悩みを伺い、専門家として解決へと導いている。今後は育児と両立し、更に日本の技術や品質を世界へ届け、世界の優れた原料やアイディアを日本へ伝える架け橋となれるように、会計・税務分野だけではなく、生活環境や教育などの領域へも積極的に関わって行きたいと考えている。現在は、地球の歩き方T&Eホーチミンエリアリサーチャーとしても活躍中です。