バンドマンでフリーターだった若者(僕)がある時から正社員を目指し、さらに語学力なしなのに「海外で働きたい」という無謀とも思える夢を実現していく、順風満帆じゃなかった超リアル会社員ストーリー! ※実話を元にしたフィクションです
第1話 僕が「正社員」を目指す理由(わけ)
地方から都会へ上京した僕
音楽活動をしたいと思い大学から地方から都会へ上京した僕。そのため「音楽で生きていくぜ!」と在学中の就活も全くせずに卒業。バンド活動のため夜勤のあるホテルでのバイトなどをしていて、音楽活動では神奈川県最大のインディーズバンドのコンテストでグランプリ受賞。インディースレーベルからデビュー、その後形式上プロデビューと、順風満帆と思いきや、ファンが増えずバンド活動費がかさみだしました。
僕がバンドのなかで唯一1人暮らしだったこともあり、バイトはしていたものの実家暮らしの仲間ばかりで、バンド内での「収入格差」が起き始めました。
バンド脱退!
他のメンバーが新しいスニーカーや衣装を買っているが、自分はお金がなく買えず。 「生活も苦しいし辞めたい」と仲間に話すものの「せっかくここまできたんだし頑張ろうぜ!」と諭され、ずるずると音楽とバイトの生活を続けていました。
でも、音楽で稼ぐことがなかなかできず、いよいよ生活費がなくなり保有している楽器を売り生活費に。体力的にも精神的につらくなり一人バンドを脱退しました。
「そういえば、25歳を境にバンドの先輩たちも会社員になってたな」と心の隅で見ないようにしていた現実が頭をかすめていた……25歳の頃でした。
はじめての「正社員になるぞ!!」
バイト先のホテルで正社員登用の話もあったのだが、先輩たちの話だと、今の自分のバイト代を月収が変わらないことが判明……。バンドも辞め、25歳を超えていたことで「自分もなんとか正社員にならねば!!」と心に決め、25歳にして初めての就職?転職?活動をはじめたのだった。つづく……
イラスト・タイトルデザイン/Mutty
掲載日:2018/11/16