ベトナム転職に役立つ! 最新のお買い物スポットは?
ベトナムの都市部には、ショッピングモールやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどさまざまなお店があります。洋服や日用雑貨はもちろん、日本食材などを扱う店舗も増えてきており、近年は生活に必要な大半のものは現地で調達できるようになっています。
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1.買い物に遊びに、充実の大型ショッピングモール
ホーチミン市やハノイなどにある大型店舗はデパートではなく、テナント式のショッピングモールが大半です。その代表格といえるのが、現地大手不動産デベロッパーが手掛ける「ビンコム・センター」。
「ビンコム」ブランドはベトナム国内に40店舗ほど展開し、ホーチミン市の目抜き通りにあるドンコイ通り店には、「ZARA」や「H&M」「GAP」など世界的なファストファッションブランドも入居しています。
その他にもホーチミン市には韓国系の「ダイアモンドプラザ」、マレーシア系の「パークソン」などがあり、2016年にはショッピングモール「サイゴンセンター」内に日系デパート「高島屋」がオープン。和菓子やお刺身の販売などもあり、デパ地下的な利用もできるとオープン当初は現地在住者の話題をさらいました。
また、各モールには映画館やゲームセンター、フードコートが併設されるのが一般的で、中にはアイススケート場があるところも。買い物だけでなく家族で1日楽しめるアミューズメント施設となっています。
2.スーパーマーケットで日本食材を調達
いざ現地に住み始めると、自炊をすることも多いはず。とはいえ、食材を買おうにも、言語や安全面の問題からローカル市場はハードルが高い……。そんな時に積極的に利用したいのが、現地のスーパーマーケットです。
ベトナムで在住外国人に親しまれる大型スーパーは、全国に約40店舗を持つ「コープマート」を筆頭に、タイ系の「ビッグC」、韓国系の「ロッテマート」が定番。ただし、これらの店舗で取り扱う商品はベトナムや海外ブランドが大半です。
対して日系では「イオン」が人気を集めています。ショッピングモール型の「イオンモール」がホーチミン市に2店、ビンズオン省とハノイにそれぞれ1店あり、スーパーマーケットも備えています。
生鮮食品のほか日本の調味料も充実、プライベートブランドの商品も揃っています。大型店のため比較的郊外にありますが、中心部からの無料シャトルバスも運行されているので、週末の買い出しなどの利用したいところです。
3.コンビニは単身在住者の強い味方
10年ほど前までは、日用品はスーパーマーケットか街の雑貨屋で購入するのが一般的でした。閉店時間も早く、夜の21時頃にはシャッターが下りていることもよくありましたが、現在はコンビニエンスストアが続々と登場、ホーチミン市だけでも総数1800店舗を超えると言われています。
中でも「ファミリーマート」「セブンイレブン」「ミニストップ」の日系3社とアメリカ系の「サークルK」がベトナムの24時間営業の4大コンビニといえます。日系コンビニではおにぎりやお弁当、おでんや肉まんも販売、一部の店舗では野菜や肉類などの生鮮食品もあり、単身での生活ならコンビニだけでも充分間に合う品揃えとなっています。
とはいえ、日系コンビニが充実するのはホーチミン市などの南部で、ハノイは近年「サークルK」ができたばかり。北・中部は進出が遅れていますが、店舗網は急速に拡大していますので、今後はより便利になっていくはずです。
4.便利グッズは4万ドンショップで
食べ物や衣類の他にも、日常では様々な生活雑貨が必要となります。スーパーにも基本的な商品はありますが、かゆい所に手がとどく工夫を凝らした雑貨は多くありません。しかし、そんなベトナムにも「100均」スタイルのバラエティショップが登場しました。
たとえば日系では「ダイソー」もその一つ。価格こそ100円ならぬ約2倍の4万VNドンと高めですが、日本と同じちょっとした小物や収納箱を、専門店に分かれていることが多いベトナムにおいて、1箇所でまとめて買うことができるのはとても便利といえます。
また価格が均一でない商品もありますが、ベトナム系では「ハチハチ」、中国系では「メイソウ」、さらには「ゆうやと」などもあり、ベトナムのバラエティショップはますます増加中。現地ベトナムの若者にも大人気のスポットとなっています。
※2018年9月現在
- 取材・ライティング/杉田憲昭
- 日本の出版社で編集者として勤務の後、2003年に渡越。ベトナムの日本語フリーペーパーやベトナム航空機内誌などの編集長を歴任し、現在は制作ブロダクション「GRAFICA CO., LTD.」代表を務める。日本の旅行誌やガイドブック制作のほか、撮影やデザイン、印刷、取材コーディネートなどを通じ、ベトナムの最新情報を発信している。
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