Aさんの場合(上海勤務/27歳入社/男性/人材関連の営業職)
1年目:10,000元(カッコ内は昇給率)
2年目:12,400元(24.0%)
3年目:13,600元(9.6%)
4年目:14,350元(5.5%)
事業立ち上げということもあり、1年目の給与は低かったものの、1年目である程度営業成績を残したため、2年目の更新で上司と話し合い、大幅な昇給に反映されました。3年目も役職がついたこともあり、10%近い昇給を実現。
海外では日本に比べて昇給率が高く、勤続開始当初は日本での年収よりも下がってしまったとしても、勤務3、4年目で大幅な昇給を果たし、日本とそん色のない給与を得られるケースが見られます。
例えば、ベトナムで働く現地採用日本人を対象としたアンケート調査によると、平均昇給率は1年目2.73%、2年目2.50%、3年目9.38%、4年目12.86%と、現地での仕事に習熟し、成果があがる3年目・4年目に大きな昇給を果たしていることがわかります。経団連の調査によると、経団連加盟企業の平均昇給率は2.3%(2017年1~6月)となっており、この数字との比較からも、海外現地採用における昇給率の高さが伺えます。
ベトナムで働く現地採用日本人の平均昇給率
1年目:2.73%
2年目:2.50%
3年目:9.38%
4年目:12.86%
5年目:7.5%
6年目:データなし
7年目:12.86%
(HRNAVI JSC調べ ※2017年5月)
海外での勤務先が大手企業の場合、評価制度や給与テーブルなどの人事諸制度が確立されていることが多く、昇給もその要件に従って決定されます。一方、人事制度が整っていない小規模の会社やベンチャー企業の場合、経営者と直接交渉して昇給額を決めることが可能になり、実績に見合った希望額に沿ってくれるケースが見られます。むしろ海外では自分の実績をアピールすることが欠かせないともいえるでしょう。
1年目:10,000元(カッコ内は昇給率)
2年目:12,400元(24.0%)
3年目:13,600元(9.6%)
4年目:14,350元(5.5%)
事業立ち上げということもあり、1年目の給与は低かったものの、1年目である程度営業成績を残したため、2年目の更新で上司と話し合い、大幅な昇給に反映されました。3年目も役職がついたこともあり、10%近い昇給を実現。
1年目:1,800USD(カッコ内は昇給率)
2年目:2,300USD(27.7%)
3年目:2,800USD(21.7%)
企業として初めての日本人現地採用ということで、1年目は一般的な給与からスタートしましたが、1年目から実績をあげ、2年目にはリーダー、3年目にはマネージャーに昇格。会社が小規模で日本人が少なかったこともあり、いい意味で人事制度が整っておらず、成果・ポジションに合わせて20%以上もの昇給を叶えています。
この内容は2018年10月時点の情報です。
回答者:マイナビ転職グローバル キャリアアドバイザー