ベトナム転職体験談
人生の転機で視点をチェンジ
憧れだった海外生活をベトナムで
【ベトナムで働く! インタビュー】元々海外志向が強かったと話すNさん。長く勤めた会社を辞めたタイミングで浮上したのが、異国ベトナムでの転職でした。転職活動で役立ったことや、新しい仕事で感じている戸惑いやモチベーションなどを聞きました。
掲載日:2018/03/05
働く場所は日本じゃなくてもいい
昔から海外に憧れがあって、いつか英語を話せるようになりたいという気持ちがありました。マーケティングリサーチ会社で営業アシスタントをしていましたが、仕事を辞めて転職することになり、さあ次はどこで何をしようとなった時、職場が日本である必要はないんじゃないかと思ったんです。目の前が開けた感じがあり、思いきって海外を選択肢に入れて転職活動を始めました。
10年以上ぶりの転職、しかも初めての海外転職だったので不安は大きいものでしたが、「マイナビ転職グローバル」のキャリアアドバイザーと話すうちに、緊張はだんだん和らいでいきました。
キャリアアドバイザーとの面談はSkypeで、仕事探しのやり方や現地での生活に対する不安など、思っていることや分からないことをいろいろ相談させてもらいました。連絡時の対応が速いのでスケジュールを組み立てやすく、企業様との面接前のアドバイスが実践的なところが良かったです。
予想外だったのは、勤務先が決まりいざベトナムへという段で、ビザの取得が難航したこと。現地の担当者とのやりとりが始まると、自分の英語力が足りず、言葉の壁で苦戦しました。その時点で、海外で働くということは「自分の力で」さまざまなことを乗り越えることが必要なんだということを強く感じました。
海外で働く難しさに直面。目下の課題は?
今はハノイの医療サービス会社で営業アシスタントをしています。日本人は私1人。ベトナム語が飛び交うなか自分の仕事に集中して取り組んでいます。
仕事に関しては、渡航前に想像していなかったハードルがたくさんありました。新しい職場、新しい仕事では誰でも最初は余裕がないものですが、それに加え、英語が思うように通じないストレスや、新人教育が手薄なまま現場へ出なくてはならない不安もあり、正直しんどい場面はあります。
でもこれは、海外で働く上では乗り越えなければいけない部分なのかなぁと「現状維持」を目標に何とか頑張っています。はじめは遅くまで残業していましたが最近は大体3時間くらいまでに減ってきているので、さらに短縮できるようにしたいですね。
思いやりの国ベトナムで自分を知る
職場は社員同士仲が良くにぎやかな環境です。皆さんにはおすすめのスーパーマーケットや銀行での両替の仕方、病院にかかるときの注意点など生活面でのアドバイスもしてもらっています。
私のことを気にかけてくれているんだなと感じる場面が多く、ベトナムという国の懐深さを感じています。他者への配慮がいかない自分はまだまだだなと。それくらい優しい方が多いです。
仕事で日本との違いを感じるのは、インターネット環境や機材のラインアップですね。日本のほうがやはり性能が上なので、業務効率が落ちてもどかしいところがあります。それと、業務量の多さにも驚きました。こまごまとした雑務もすべて担当業務に入り、仕事で課せられる責任は日本より大きいと思います。
ベトナム転職で気になるポイントを直撃!
家探しは譲れない条件を決めて
勤務先の総務の方にサポートを受けながら決めました。渡航初日から契約まで4日間ホテルに滞在しましたが、3日間は会社負担で1日分は自費で賄いました。いろいろ見ていくとキリがないので自分なりの優先順位を設けて進めるといいですよね。私の場合は職場へのアクセスと家賃を決め手にしました。徒歩10分で通えて、家賃は半年契約で初月350 USドルは魅力です。
物価が安いというのは本当?
ものによっては割安感がないものもありますが、日用品から食品まで軒並み安いです。
高温多湿、虫出没……
こちらは気温が高いので建物の気密性が日本ほど重視されていません。そのため隙間から入ってきた虫とよく遭遇します(笑)。水質も決してよいとは言えないですし、お湯が出ないことも。
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