地方に移住し、自然に囲まれ、豊かな暮らしがしたい方、生まれた街を離れ、観光地で働いてみたい方。そんなあなたにピッタリな、Uターン・Iターン転職を歓迎する求人情報をご案内します! 地方や田舎に移住し、転職して仕事を成功させるためのコツやノウハウ情報も満載! あなたもぜひ、新たな土地で新生活を迎えてみませんか?
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移住を伴うUターン・Iターン・Jターン転職とは?
「Uターン就職」とは、地方で生まれ育った人が都会の学校に進み、その卒業後に故郷に戻って就職することを指します。
これに対して、「Uターン転職」とは、地方で生まれ育った後、都会で学校を卒業。そのまま都心で就職し、生まれ育った土地に別の仕事を求め、移住して転職することを言います。学校は地元で卒業し、就職に際して都会に出て、その後、地元へ移住し転職することも「Uターン転職」に含まれます。
「Iターン転職」は、都会に生まれ育ち、都心で就職した後、地方に移住して働くことを指します。
都会と地方では、文化や生活スタイルが大きく異なります。都会で生まれ育った人が、旅行などをきっかけに地方の暮らしを体験し、都会にはない魅力を感じてIターン転職をすることも少なくありません。
また、独立や起業をしたいと思っている人が、都会では手に入りにくい経済資源や地価、優遇制度などを求めて地方に移住するケースも増えています。
「Jターン転職」は、地方出身者が都会で就職し、その後生まれ育った故郷とは異なる地方で働くことを指します。
家族や地元の友人との距離の近さや、豊かな自然環境やゆとりをもった生活リズム、人とのつながりなど地方ならではの生活環境を望みつつも、地元には自分が希望する仕事がない、都会の利便性も捨てがたいという場合に、地元に近い地方都市などに移住する人が多いようです。
地方都市では、都会ほど家賃や物価は高くないけれど、田舎よりも利便性が高く、生活には適していると感じる傾向があるようです。
通常の転職と、移住して仕事をするU・I・Jターン転職の違いとは?
通常の転職は、“会社”を変える、もしくは“会社”と共に“職種”を変えるものであるのに対し、「Uターン転職」「Iターン転職」「Jターン転職」はいずれも、仕事と一緒に“ライフスタイル”をも選びとることができます。生活の基盤を都会から地方へ移すことになり、日々の暮らし方、お金の使い方、家族のあり方などが異なります。
Uターン転職であれば、かつて自分も暮らしていた土地のため、日々の暮らしはある程度想像がつきます。しかし、Iターン転職、Jターン転職となると、そこでの仕事やライフスタイルは、暮らしてみるまで分かりません。
このライフスタイルの違いが、Uターン転職、Iターン転職、Jターン転職の最大の魅力でもあり、こうした観点から、「地方に移住して働く」ことを考える人が増えています。
移住して地方で仕事をするメリット(魅力)は?
地方で仕事をすることには、都会では感じられないさまざまなメリット(魅力)があります。
あなたが望んでいる生活と働き方が、地方にあるかもしれません。
移住メリット1 自然豊かで健康的な生活
地方に移住すると、豊かな自然が常に身近にあり、ゆとりのある暮らしができます。空気や水がおいしく、周囲の景色や四季の移り変わりに心を和ませられる環境は都会ではなかなか得られません。自然に触れながら、友人や家族との時間をゆったりと過ごすことができます。
また、地方は都会のように、休日はどこも大混雑ということはなく、渋滞に巻き込まれたり人混みに気疲れしたりしにくく、ストレスの少ない暮らしができます。
移住メリット2 通勤ラッシュから解放される
都会では、毎日満員電車で職場に通わなければならないことも少なくありません。それだけで仕事に行くのが億劫になってしまうという人もいるでしょう。
地方に移住すると、車通勤を認める会社が多く、電車通勤の場合も都会のような通勤ラッシュとは無縁です。通勤は毎日のことですので、それが改善されるだけでも気持ちに大きなゆとりがでて、仕事に行くモチベーションも変わるのではないでしょうか。
移住メリット3 生活費が安い
都会と比べ、生活費を安く抑えられるのも地方移住のメリットです。とりわけ、その差が目立つのが家賃などの住居費です。都会ではワンルームマンションでも月額7〜8万円は下らず、更に駐車場を借りるとなれば2、3万円は掛かります。
ところが地方に移住すると、7万円もあれば駐車場付きのファミリータイプのマンションを借りられる地域もめずらしくありません。もちろん、戸建て住宅やマンションの購入価格も、格段に安くなります。若いうちに“庭付き一戸建て”を手に入れるのも夢ではありません。
移住メリット4 食べ物が新鮮でおいしい
地方に移住すると、食べ物が新鮮でおいしいことに驚いた経験はありませんか?
いくら流通が整備され、都会でもおいしいものがたくさん食べられるようになったとはいえ、やはり地方の採れたて新鮮な野菜や魚にはかないません。しかも、それらの食材は、地元の市場や直売所、道の駅などで都会とは比べものにならない安さで手に入ります。
また、地方にはそれぞれ、その地ならではのソウルフードがあります。都会ではなかなか食べられない地元料理を味わえるのも地方移住の楽しみの一つでしょう。
移住メリット5 子育てがしやすい
都会と地方では、子育ての環境も大きく異なります。都会では、子供を保育園に預けられず、仕事をしたくてもできないという人が多くいます。一方、地方では都会に比べ幼稚園や保育園にも入りやすいため、仕事と子育てのバランスが取りやすい傾向にあります。
更に、地方では地域の人同士が顔見知りになりやすく安心感があり、地域みんなで子供を育てるという環境が整っていることも多いようです。
移住メリット6 人とのつながりができる
地方移住のメリットとして、仕事においてもプライベートにおいても、人とのつながりができやすい傾向にあるようです。都会は、良くも悪くも人とのかかわりが希薄になりがちです。一方、地方では周囲との人付き合いを大切にする傾向があります。
人は人、自分は自分と割り切った生活ではなく、人の温かみや助け合いの心を感じられる地方に魅力を感じる人も多いでしょう。
移住メリット7 価値観が広がる
同じ土地でずっと暮らしていると、いつの間にか自分と似た仕事をする人や同じような価値観の人ばかりと付き合っていることがあります。
もちろん、それ自体は悪いことではありませんが、地方移住をきっかけに仕事や生活環境が変われば、付き合う人の幅が広がるのではないでしょうか。
また、今までに住んだことのない地方に移住すると、新たな文化や風習にも出合うでしょう。さまざまな考え方や多様性に触れ、それらを認められるようになるということは、自分の価値観や可能性を広げることにもつながります。
その他 U・I・Jターン転職のメリット
ほかにも、地方に移住して仕事をするメリットはたくさんあります。Uターン転職で移住をする場合は、「親の近くに住めるので安心(同居すれば生活費を抑えられる)」「地元に友人がたくさんいる」「子供のころから慣れ親しんだ土地で生活できる」といった良さがあります。将来的に出身地に帰ることが決まっている人の中には、「中途退職するよりも、地元企業に転職して仕事をしていくほうがキャリアの面でも有利」と、考える人もいます。
一方、Iターン転職やJターン転職で移住をする場合は、「好きな土地で暮らせる」といった理由が動機になる人が多いようです。旅行とは違い、実際に住んで初めて感じ取れる魅力もあるのかもしれません。
地方に移住して、仕事をする人が増えている理由は?
近年、「田舎暮らし」「地方移住」に多くの人が目を向けるようになった理由は何でしょうか。
「どのような企業でも将来にわたって安定が約束されているわけではない」ということが広く認知されるようになり、それなら「自分がもっとも充実して仕事や生活ができる場所を探そう」という意識が芽生えてきました。そして充実の一基準として「地方」が大きくクローズアップされてきたと考えられます。
加えて、優秀な人材を確保したい地方の企業や、地域活性化を図る自治体がUターン転職・Iターン転職・Jターン転職を受け入れるための制度を充実させ始めたことが、その流れを加速させています。国の権限を地方に移譲することで、地方自治体に付随する企業が活性化し、更にその周辺企業に仕事が発生するという流れが固まりつつあります。また、IT基盤が全国的に整ってきたことで、情報の流れも整備され、地方の企業は一時の苦境から息を吹き返してきました。
その結果、人材を求める地方の企業の中には東京や大阪で会社説明会を開催したり、Uターン転職・Iターン転職・Jターン転職の希望者を優遇して採用したり、移住・定住する人に向けてリーズナブルな公共住宅などを用意する自治体もあります。
更に、政府が打ち出している働き方改革の波もあり、リモートワークや副業、パラレルキャリア、プロボノワーカーなど一つの場所や仕事にこだわらない新しい働き方がどんどん生まれてきていること、そして、それを実現できるツールやWebサービスが充実してきていることなども、地方で仕事をする人が増えている理由と言えます。
移住も仕事も! 「Uターン転職をしたい理由」ランキング
地元に移住して、生活環境も仕事も変える「Uターン転職」について、リアルな声をアンケートで集めてみました。ここでは、Uターン転職をしたい理由をランキングで紹介します。
Uターン転職をしたい理由は?
1位 自分に合った生活スタイルや趣味を生かした生活がしたいから
2位 家庭の事情(親の世話をするなど)
3位 勤めていた会社に不満があるから
4位 地元のほうが、生活環境が充実するから
5位 地元のほうが経済的に楽だから
Uターン転職をしたい理由としてもっとも多かったのは、「自分に合った生活スタイルや趣味を生かした生活がしたいから」で32.0%。地元に移住し、仕事を変えることで、自分らしく生きることを実現したいと思っている人が多いようです。
2位は「家庭の事情(親の世話をするなど)」の24.8%、3位は「勤めていた会社に不満があるから」の23.8%でした。地元に帰りたいという思いからではなく、現状に何らかの問題があり、それを解決するためにUターン転職を選びたいと思う人も多いようです。
次の回答が、「地元のほうが、生活環境が充実するから」の22.6%、「地元のほうが経済的に楽だから」の21.2%と続きました。やはり、地方に住むことで得られるライフスタイルや経済面での楽さは、移住して地方で働くメリットとして大きいようです。
地方に移住して仕事をするうえでのデメリット(心構え・リスク)は?
地方での生活に魅力があるのは確かですが、必ずしも良いことばかりではありません。
移住して仕事を変えた後に、「想像していた生活と違う!」と後悔しないよう、デメリットや心構え、リスクとなり得ることを把握しておきましょう。
移住デメリット1 地方も都会も働き方は会社次第
地方移住でよくある誤解が、「地方ならどの会社ものんびりしているだろう」というもの。しかし、会社によって仕事内容や忙しさが異なるのは、地方も都会も変わりません。「プライベートを充実させたかったのに、そんな時間はない」といった失敗がないように、あらかじめ就業形態や仕事の進め方などをきちんと調べるようにしましょう。
また、転職先として選べる仕事の選択肢は、どうしても都会より地方のほうが少なくなります。
移住する前に、地方に特化した転職サイトや移住先のハローワーク、自治体などで、自分が就きたい仕事があるか探してみましょう。地方移住を伴う転職の際には、今までの経験業種や職種にとらわれず、視野を広げるということも、地方で仕事を探すポイントの一つといえます。
移住デメリット2 地方ならではの生活に順応できるか
移住をしてみたものの、地方での生活や仕事に順応できず悩む人もいます。都会では隣人の顔を知らないこともめずらしくありませんが、地方では地域の付き合いや、特有のしきたりを重んじるところも少なくありません。冠婚葬祭や地域の行事に、たびたび出席しなくてはならないケースもあるでしょう。そういう付き合いを上手にこなす自信のない人は、人口の少ない田舎を避け、比較的大きい地方都市へ移住するのが無難です。
また、都会ではどこへ行くにも交通手段に困ることはありませんし、欲しいものがあればすぐ買い物に行き、手に入れることができます。しかし、地方では、電車やバスなどの公共交通機関は1時間に1本程度しか運行がない地域もあり、お店も都会に比べて少ないです。車を持っていないと不便なことも多く、都会での日常とは生活スタイルが大きく変わることを知っておきましょう。
移住デメリット3 都会に比べて情報が少ない
地方は都会に比べて、情報量が少ないという現実も無視できません。インターネットの普及で情報量の差はあまりなくなってきているものの、映画館や美術館の数、音楽や舞台などの公演も都会のほうが圧倒的に充実しています。
仕事面においても、セミナーや勉強会などに参加して新しい知識を得る機会は少なくなるでしょう。最新の技術やノウハウは、やはりまだまだ都会に集まりやすいと言えます。仕事を通してさまざまなスキルを持った人たちと切磋琢磨し高め合い、日々成長していきたいということを強く望む人にとっては、地方での仕事環境が物足りなく感じてしまうかもしれません。
とはいえ最近では、オンラインで受講できるセミナーなど、さまざまなノウハウを学べるサービスなども増えてきていますので、それらを有効活用し、地方で仕事をしながら自主的にスキルアップを図っていくことは可能でしょう。
地方に移住して仕事をするうえで、これらをデメリットと感じるかどうかは人それぞれです。こうした、都会と比べた際に感じる仕事や生活のデメリットの多くは、入念な下調べでクリアできるもの。
できる限り、移住を予定している現地に足を運び、実際に自分の目と耳で確かめることが失敗しない地方移住やUターン転職・Iターン転職・Jターン転職のポイントと言えます。「とりあえず移住をしてから仕事を決めよう」というのは避けたほうが良いでしょう。
移住希望地域(都道府県)ランキング2016年版
地方に移住して仕事をするうえでの、メリット・デメリット、移住希望者が増えている理由などをみてきました。では、実際にどんな地域に移住したいと考えている人が多いのでしょうか。
「ふるさと回帰支援センター」によると、2016年の移住希望地域ランキング(※1)では、1位「山梨県」、2位「長野県」、3位「静岡県」、4位「広島県」、5位「福岡県」、6位「岡山県」となっています。希望する移住先の上位にランクインした県の特徴をそれぞれ紹介します。
- 1位:山梨県
希望する移住先ランキング1位の山梨県。山梨県といえば、富士山や八ヶ岳といった山々からなる自然豊かな環境や、ぶどうや桃などのフルーツ、ほうとうやワインなどの食べ物が有名です。人口は、83万人ほどで、東京都・神奈川県・静岡県・長野県・埼玉県の5都県と隣接しています。
東京までは特急で90分とアクセスが良く、中央自動車道やJR中央線も通っていているため交通網が整っています。リニア中央新幹線の開業も予定されているため、今後更に利便性が向上していくでしょう。
自然豊かな環境と都会へもアクセスしやすい利便性が共存していることは、山梨県が移住先として人気を集める大きな理由でしょう。
更に、自治体がサテライトオフィスの誘致を進めていたり、空き家情報や就職・転職情報を積極的に発信していることもあり、「移住がしやすそう」「移住者を快く迎え入れてくれそう」といった印象があるのかもしれません。
- 2位:長野県
希望する移住先ランキング2位の長野県。長野県といえば、軽井沢や上高地といった自然豊かな避暑地や、リンゴや蕎麦などの食べ物、高原や山が多い大自然などをイメージするのではないでしょうか。人口は約207万人で、日本でもっとも多い群馬県・埼玉県・新潟県・富山県・山梨県・静岡県・岐阜県・愛知県の8県に隣接しています。
長野県は、夏は避暑地としても有名で、冬はウインタースポーツが思いっきり楽しめる山々がたくさんあり、自然を満喫したいという移住希望者にとってはとてもいい環境でしょう。
また、長野県はすでに移住経験者が多いと言われており、仕事や子育て、住居などの移住支援制度も充実しています。更に、起業・創業支援、助成金やお試し移住制度など長野県ならではの移住サポート体制があるため、移住先として常に人気の地域になっています。長野県や県内自治体が運営するWebサイトなどで移住経験者の声が積極的に発信されているので、参考にしてみるのも良いでしょう。
- 3位:静岡県
希望する移住先ランキング3位の静岡県。静岡県は、富士山や浜名湖、伊豆半島など山と海に面したたくさんの自然や温泉があり、お茶やみかん、うなぎなど数多くの名産品がある県です。人口は約367万人で、神奈川県・山梨県・長野県・愛知県の4県に隣接しています。
静岡県は、東海道新幹線や東名高速道路・新東名高速道路が通っていて、電車でも車でも首都圏や関西圏へのアクセスが良好です。そのため、移住した場合も地方と都会のいいとこ取りがしやすいといえるでしょう。更に、温暖で過ごしやすい気候や、地価が安くマイホームを持ちやすいというのも希望移住先として人気になっている理由かもしれません。
- 4位:広島県
希望する移住先ランキング4位の広島県。広島県は、瀬戸内海に面した人口約283万人の県です。鳥取県・島根県・岡山県・山口県・愛媛県の5県と隣接していて、瀬戸内海に140ほどの島々を有しています。
厳島神社や広島焼き、牡蠣、もみじ饅頭などが有名な広島県ですが、移住に関する取り組みも積極的に行っています。地域によっては、街の活性化などにつながる事業を行う中小企業を支援する助成金制度を設けていたり、地域をあげて婚活や子育てをサポートする取り組みがあったりと、移住や定住をしてみたくなる手厚い支援を受けられることが、広島県への移住希望者が多い理由の一つでしょう。
- 5位:福岡県
希望する移住先ランキング5位の福岡県。福岡県は、九州でもっとも多い人口の約511万人で、日本海と瀬戸内海に面し、佐賀県・熊本県・大分県の3県に隣接しています。
博多ラーメンや明太子、もつ鍋など食が豊かな福岡県ですが、近年移住人気が高まってきているようです。
アジアの玄関口ともいわれる福岡は、飛行機や電車、バスなど交通の便がとても良く、自然も多いため、都会的な暮らしは捨てがたいけれど地方移住はしてみたいという人にとって魅力的なエリアなのかもしれません。
また、近年福岡市は「クリエイティブ都市・福岡」のブランド定着を目指しており、IT系やデジタル系のスタートアップ(ベンチャー企業)が次々と進出していることなども、移住希望者が増加している一因かもしれません。
- 6位:岡山県
希望する移住先ランキング6位の岡山県。岡山県は、瀬戸内海に面した人口約191万人の県です。兵庫県・鳥取県・広島県・香川県の4県に隣接し、白桃やマスカットなどが特産です。
岡山県は、「晴れの国おかやま」と言われ、一年を通じてあまり雨が降らず、災害も比較的少ない地域です。海の幸・山の幸どちらも楽しめる岡山県ですが、都市部には病院が併設された大型ショッピングモールがあるなど、地方でありながら生活の利便性が高まってきていると言われています。岡山県内の市町村によっては、中学生まで子供の医療費が無料になるなど、医療・福祉制度にも力を入れているようです。
更に、岡山県は産業の種類が豊富と言われており、会社員から公務員、製造業や農業、林業、漁業などさまざまな仕事があることも魅力の一つなのかもしれません。
※1「2016年移住希望地域ランキング」
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター調べ
2017年2月21日(火)プレスリリースより
移住・Uターン転職の際に希望する業種・職種は?
希望する移住先で人気が高い地域を見てきました。では、地方に移住して、実際にどんな業種・職種の仕事に就きたいと思っている人が多いのか。「Uターン転職」について、リアルな声をアンケート調査(※2)で集めてみました。
ここでは、移住やUターン転職の際に希望する業種・職種をランキングで紹介します。
移住・Uターン転職の際に希望する業種は?
1位 製造・メーカー(44.0%)
2位 IT・通信・インターネット(34.8%)
3位 サービス・レジャー(28.6%)
4位 医療・福祉(25.0%)
5位 流通・小売・フード(22.2%)
移住・Uターン転職の際に希望する職種は?
1位 企画・経営・事務職(47.4%)
2位 サービス・販売職(27.6%)
3位 営業職(25.4%)
4位 コンサルタント等の専門職(23.4%)
5位 エンジニア・プログラマー等のIT技術職(21.2%)
移住やUターン転職の際に希望する業種として最も多かったのは、「製造・メーカー」で44.0%。次に、「IT・通信・インターネット」の34.8%、「サービス・レジャー」の28.6%と続きました。
一方、移住やUターン転職の際に希望する職種として最も多かったのは、「企画・経営・事務職」で、47.4%。続いて、「サービス・販売職」の27.6%、「営業職」の25.4%となりました。
これまでの業種・職種経験を生かして転職したいと考える人もいれば、移住を機に新しい仕事にチャレンジしたいという人もいるでしょう。しかし、移住先で自分が希望に合う求人に必ずしも出合えるとは限りませんので、仕事の内容や働き方など視野を広げて探すことが大切です。
≫ そのほかUターン転職に感じる不安、希望年収などのアンケート詳細はこちら
※2「Uターン転職に関する実態調査」
調査対象:Uターンを視野に入れ転職意向のある男女500人
調査期間:2015年11月16〜18日
移住先での働き方と仕事の探し方
地方に移住する際に気になるのは、やはり仕事のことではないでしょうか。
地方では、都会に比べて選べる仕事の数は少なくなります。そのため、移住して地方で仕事をする場合、今まで自分が経験してきた業種や職種にとらわれず、仕事の内容や働き方の選択肢を広げ、さまざまな方法から探すことが地方の仕事選びがうまくいくポイントです。ここでは、移住先での仕事のスタイルをいくつか紹介します。
地方企業に転職
地方移住の際の仕事としてもっとも思い浮かびやすいのは、現職の経験やスキルを生かして、地方企業に転職することではないでしょうか。移住は、ただでさえ生活スタイルや人付き合いなど環境の変化が大きいもの。そのうえ、仕事でもまったく新しいことを始めるとなると、精神的な負担も大きいため、仕事は現職とあまり変わらない内容を希望する人も多いようです。
地方企業に転職する場合、仕事の探し方も転職サイトでの検索や移住先のハローワークに訪れるなど、馴染みのあるものになるでしょう。ただし、希望の移住先に自分が就きたい業種や職種の求人募集がない可能性もあることは覚えておきましょう。
独立(起業・フリーランス)
地方移住を機に独立をするという選択肢もあります。
場所にとらわれず仕事ができるWeb系やIT系の仕事をする人の中には、フリーランスとして独立するタイミングで地方移住をする人も多くいます。例えば、デザイナーやITエンジニア、Webディレクター、ライター、ブロガーなどは地方でも仕事がしやすい職種です。
また、自分でビジネスをしたいと思っている人が、地方で起業するケースも増えています。都会では実現が難しいビジネスモデルも、地方では成り立つことがあるようです。地域によっては、移住・定住を伴う起業に対して、助成金などの制度を設けているところもあります。
地域おこし協力隊
地域おこし協力隊は、一定の期間その地域に住み、地域ブランド品の開発や販売、町おこし事業、広報活動、住民の生活支援など、地域発展のサポート活動を行います。総務省が管轄する事業として自治体から活動費が支給され、1〜3年間ほど活動ができます。
地方創生など、地域に根付いた活動に興味がある人は、地域おこし協力隊のサイトなどをチェックしてみましょう。待遇や活動内容は、地域によって大きく異なるため、移住前に十分リサーチすることが大切です。
副業・パラレルワーク
最近、ニュースなどでもよく聞くようになった「副業」ですが、地方移住時の仕事の選択肢としても、副業やパラレルワークでいくつかの仕事を兼業する働き方があります。
最近では、クラウドソーシングなどオンライン上で仕事を請けることができるサービスも増えています。例えば、地方ならではの農業や漁業の手伝いをしながら、インターネットを活用し、そういった仕事でも報酬を得て収入を安定させることも可能です。
派遣・フリーター
地方移住を機に、派遣やフリーターとしての働き方を選ぶ人もいるようです。地方では、都会に比べて住居費などの生活コストが下がるため、多少収入が減ったとしても問題ないことが多いのかもしれません。
忙しく働き詰めな都会での生活に疲れてしまい、地方に安らぎや癒しを求めて移住したいと考えている場合は、正社員にこだわらない働き方も良いのではないでしょうか。
その他
地方に移住した際の働き方は、そのほかにも農業や林業、漁業、酪農に携わる、事業継承、地方役場勤務などがあります。
地方では、働き手が減っているために、事業を継ぐ人が見つからず事業をたたんでしまうということも増えています。自治体によっては、そういった事業の担い手募集の一貫として、サポート業務から始めることができる制度があります。
定住だけじゃない! 多様化する移住スタイル
地方に移住した際の心構えや働き方などを紹介してきましたが、そもそも一度移住をしたら、その場所で永遠に暮らさなければいけないというわけではありません。自分に合った移住のスタイルを見つけるのも、移住を楽しむコツだと言えます。
ここでは、色々な移住の仕方を紹介します。
- 短期滞在型
- 数日〜数週間など短期的に地方を訪れ、田舎暮らしを体験する移住スタイルです。最近では、数週間程度のお試し移住をサポートする自治体も増えています。
- 長期滞在型
- 数カ月〜数年ほど地方に住み生活する移住スタイルです。本格的な定住前に、その地域の人や文化、仕事を体験したい人などにおすすめです。
- 定住型
- 生活や仕事の拠点を完全に地方に移す移住スタイルです。定住することで、各地域の移住支援制度なども受けやすくなります。
- 多拠点生活
- 生活や仕事の拠点を2カ所以上に持つ移住スタイルです。平日は都会で仕事をし、週末は地方でのんびり過ごすといった生活が可能です。
- ワーケーション
- ワーケーションは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を掛け合わせた造語で、旅先などで長期の余暇を楽しみながら、仕事をする新しいスタイルです。
- 研修、田舎支援型
- 地域に根差した農業や酪農などの仕事に就く準備段階として、短期的に地方を訪れ仕事を覚えたり、地方や田舎を支援するために一定期間地方に滞在する移住スタイルです。
移住までの基本的な流れ5ステップ
地方に移住するまでの基本的な流れは下記のようになります。
1.候補地を探す
移住するにあたって、まずは移住候補地を決めます。移住する目的や移住先の条件などを洗い出し、条件に合う候補地をリストアップしましょう。
2.情報収集・自治体窓口に相談
移住したい候補地が揃ったら、情報収集を始めましょう。インターネットなどで情報を得ることも必要ですが、実際に自治体の窓口に問い合わせてみることや、移住相談会や移住に関するセミナーなどに参加しリアルな声を聞くことも大切です。
3.現地訪問・体験
移住候補地が決まったら、実際に現地を訪れ、雰囲気をつかみましょう。地域によって人との付き合い方や文化が大きく異なります。可能であれば、旅行ではなく、自治体が支援するお試し移住プランを利用するなどして、実際にその土地の暮らしを体験することができればベストです。
4.仕事・住まいを決める
移住先が決まったら、仕事や住まいを決めましょう。まずは仕事が確保できないと生活が難しくなるため、仕事のめどが立ってから住居を決めることができればベスト。地方で暮らしたい気持ちが先行しすぎて、仕事が決まっていないのに引っ越してしまうと、生活費が苦しくなるなど、「移住や転職に失敗した!」と後悔しかねないので注意が必要です。
5.移住
仕事や住居の準備が整ったら、いよいよ移住です。移住したら、ご近所へのあいさつまわりは忘れず行いましょう。周囲の人のサポートや付き合いは、その後の移住生活がうまくいくかを大きく左右します。
地方移住・Uターン転職の体験談
地方に移住して仕事をする流れをみてきました。
最後に、移住経験者の体験談や、地方移住・Uターン転職の悩みにまつわるコンテンツを紹介します。
- 都会で忙殺される日々から、地方公務員へ! (30代男性)
東京の大手SI会社のSEとして、仕事に忙殺される日々。疲れ果てた日常から脱したいと思ったことと、一人っ子で両親の近くにいたいという思いも相まって地方移住を決心しました。
地方ではSEの仕事があまりないと考え、安定的に働ける公務員に転職。地方公務員の仕事は安定していますが、新しい知識や技術は自分で積極的に得ていくという姿勢が必要です。
- 岡山で全国の仕事を請け負うプログラマーに(30代男性)
岡山で暮らしながら、東京の顧客とSkypeを使ってミーティングをし、受託開発を行うプログラマーとして仕事をしています。地元岡山で働くことは、移住の絶対条件。転職先は東京の企業ですが、リモートで働いています。東京に行くのは年2回程度、社内行事の時ぐらいです。
リモートで働くには、自分をマネジメントする必要がありますが、満足できる働き方を手に入れたと感じています。
- ベトナムで人材アドバイザーに! 異国の不自由さも「楽しむ」(20代女性)
短大を出て広告関係の仕事に就職。「仕事は楽しいけど、朝から晩まで働くのは何のため?」と分からなくなり、3年半で会社を辞め、世界一周の旅に。それをきっかけに、海外で転職することを決めました。
人生を振り返った時に、「ああしてれば良かった」って後悔したくないなら、行くべきですよ。そこに行ったからといってずっと住まなきゃいけないわけじゃありませんから。
- 目指すは酪農家! 会社生活は失うモノが多すぎた(30代男性)
名のある大企業で、良い給与と良い人間関係に恵まれていました。でも、出張ばかりで私生活も落ち着かず、大事な人もお金も失い……。
それでもエンジニアの仕事を選ぶ理由ってあるのか? と疲れ果てていた時に、北海道旅行で見た風景を思い出し、酪農家への道を進むことに決めました。
- 地元での生活に不安を積もらせ31歳で上京(30代女性)
地元の大学を卒業後、県内の大手企業に就職。働きやすく待遇も良い職場に何の不満もなく、Webエンジニアとして順調にキャリアを積んできました。
でも、9年目になったころ、地元での閉塞感や、このままでいいのかという漠然とした焦りから、初めて上京することを決意しました。
- 日本は不況で大変? だったら不況じゃない国に行こう(30代男性)
ダイビングが趣味で、仕事はAV機器などの組み込み系開発をしていました。
通勤の関係でかれこれ7年間、ずっと都内のホテルに仮住まいをしていて、そろそろ地に足つけた生活をしたいと思い、タイでの転職活動を始めました。不況の中でも、海外に目を向ければ、国内と違ってIT系の求人って多いんです。
- Uターン転職を果たした先で見たものは?(40代男性)
両親のために一念発起してUターン転職。早期退職者制度で会社を辞めた後は、故郷に戻ってハローワーク通いや派遣登録などを3カ月ほど続け、転職先を探しました。
見つけた仕事は、社員数25名ほどの小さな会社。Uターン転職できたし贅沢は言えない、と残業もガマンしていたら同僚が……。
- 田舎で正社員の仕事を探す秘訣(ひけつ)は?(40代男性)
田舎の両親が倒れ、帰郷。長期戦になりそうなので、田舎へのUターン転職を検討しています。
以前から転職の準備をしていたつもりでしたが、転職活動がなかなかうまくいきません。求人自体が少ない田舎で、正社員の仕事を探す方法には、どんなものがあるのでしょうか?
U・I・Jターン転職まとめ
地方に移住して仕事をする方法やメリット・デメリットなどについて紹介してきました。
都会と地方では、人とのかかわり方や文化、生活スタイルなど、さまざまな点が異なります。都会には仕事も多く、交通手段で困ることもありません。一方、地方では都会と比べて仕事の種類が少なかったり、場所によっては交通の便が良くなかったりといった面があります。
しかし、それらを越えた良さが地方にはたくさんあります。移住を機に、移住先でしかできない仕事にチャレンジしたり、働き方を変えてみるのも良いかもしれません。移住をして仕事をすることで、都会では得られない豊かな暮らしや新しいライフスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか。
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