こんにちは! プラスト編集部のOです。
第5回目となりました「みんなの転職ストーリー」。
今回は株式会社アセンドのIさんにお話しを聞きました。
Iさんが所属しているのは同社の放射線管理課。原子力施設で働く人たちが安全に働けるよう、設備の点検や環境調査など、専門性の高い業務を担っています。
未経験、それも文系出身のIさんはどんなきっかけで同社を志すことになったのでしょうか。Iさんの転職ストーリーを追いました。
記事では”転職における様々な決断の瞬間”や”転職成功を実現するための手段”が語られています。
転職活動中の方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても、きっと参考いただける転職体験談になっていますので、ぜひご一読ください。
※本記事は2022年12月21日時点の情報をもとに作成しています
——昔から憧れていた仕事に就くも…
現在、放射線管理スタッフとして活躍するIさん。前職は観光ホテルスタッフであり、現職とはまったく違うキャリアで社会人スタートを切った。
「ホテルで働くことを意識し出したのは中学生の時。ホテルが舞台となった映画の影響で、宿泊客に対してスマートに接するフロントスタッフに憧れるようになりました」
高校を卒業した後、目標だったホテルへの就職を実現。しかし、自身の希望とは違ったポジションへの配属だった。
「もちろんフロントを希望したのですが、配属されたのはホテルのレストラン。そこでホール業務を担当することになりました。すぐに異動できるだろうと楽観視していたものの、1年以上経ってもフロント業務に携われない状態が続いたんです」
希望通りのキャリアを歩めなかったことに加え、他にも悶々としていたことがあったという。
「趣味を楽しめる時間を持ちたかったんです。学生時代はサッカーに打ち込んでいて、社会人になっても趣味として続けていました」
「でも、ホテルの休日はシフト制だったので、なかなかサッカー仲間との都合が合わない。それに夜勤もあるなかで、せっかくの休みの日なのに1日寝て終わるということも…。サッカーを楽しめる時間がなかなか取れないのはつらかったですね」
日に日に強まるプライベートの時間を大切にしたいという想い。Iさんはだんだんと転職を意識しだすようになっていく。
——きっかけは、友人への何気ない相談
いざ転職活動を始めようにも、右も左もわからない状態だった。それに、Iさんの周りに転職を経験した友人はいなかった。
「とりあえず、サッカーつながりの仲の良い友人に、転職を考えていることを相談してみました。もちろん彼が転職に詳しいというわけではありません。とりあえず話を聞いてもらいたいと思い、SNSのDMを利用してさらっと言ってみたんです」
しかし、この何気ない相談がIさんの転職活動を大きく進展させることになる。
「実は、その友人はアセンドに勤めていたんです。アセンドならプライベートの時間をしっかり持てること。社員のスキルアップを積極的に応援してくれる会社であることを教えてくれました。そして、『中途社員の募集もしてるし受けてみたら?』と言ってくれたんです」
聞けば聞くほど興味が湧き、友人に会って話を聞くことにしたIさん。直接詳しい話を聞いて、一層惹かれたという。
「オフの時間を利用して、資格取得のための勉強をしている人も多いと聞きました。仕事が終わった後に勉強するなんて、今までの働き方からすると考えてもいなかったこと。サッカーを楽しめる時間をつくれるのと同時に、成長できる環境があることに大きな魅力を感じました」
——自力で転職準備を進めることに
その後アセンドの求人を確認し、すぐに応募したIさん。アセンドが募集していた放射線管理の仕事はいわゆる”理系の仕事”だが、文系出身のIさんに抵抗はなかったのだろうか。
「正直、放射線や原子力の知識はゼロ。どんな仕事かよくわからないまま応募したというのが正直なところです。でも、友人から教育熱心な会社であることは聞いていましたし、直接話を聞いてみて、やれそうか判断したいと考えていました」
初めての転職活動で不安も大きかったと思われるが、どのように準備をしていったのだろうか。
「相談できる人はほとんどいなかったので、転職における疑問はネットで検索していました。転職サイトのノウハウ集を参考にしたり、『職務経歴書 作り方』といった具合に検索したりして、準備を進めていきましたね」
無事、書類通過の連絡を受け、次のステップに進めることになったIさん。その時の心情を聞いてみた。
「うれしさよりも緊張感が高まったことを鮮明に覚えています。自分は本当にあがり症なので、面接の場で自身をアピールできるんだろうかと不安で一杯でした…」
——会社説明会で入社への意向が高まる
アセンドの選考では、面接とは別に会社説明会の時間が設けられていた。そこで仕事や会社に対する理解を深められたという。
「仕事内容に対する丁寧な説明がありました。それでもやっぱり自分には難しく、理解出来なかった部分も多々ありました。でも、豊富な資格取得支援の制度だったり、実施している研修について具体的に知ることができ、『やっていけそうだ』と思えたことは覚えてます」
加えて、事前にお給料やお休みなどの条件面ついても説明があったという。
「お互いの認識にズレがないよう、丁寧にすり合わせていただきました。さらに、採用試験の概要も教えてもらえたのは大きかった。後日に面接と筆記試験が実施されると知り、それまでに準備できる期間があったのはありがたかったです」
同社の面接は1回きり。書類選考通過時点では大きな緊張を抱えていたIさんだが、実際の面接ではどうだったのだろうか。
「めちゃくちゃ緊張しました…。面接時の極度の緊張と終わった後の安堵感から、その時の記憶がすっぽり抜け落ちちゃって(笑)。どんなことを受け答えをしたかはまったく覚えてないんです」
「ただ、面接官にサッカー関係者の方がいたのですが、その方とサッカーの話題で盛り上がりました。それで緊張がやわらいだのははっきりと覚えていますね」
——入社前の心配も杞憂に終わる
その後、内定の連絡を受けるまでは緊張しっぱなしだったというIさん。無事に内定と告げられた際はとてもうれしかったと笑みがこぼれた。
「今回の転職活動で応募したのはアセンド一社だけ。会社説明会の段階で、すでに前職も退職していました。働きながら転職活動することが難しかったんです。ダメだったら次を探そうと思っていたけど、第一志望の企業に入社できることがうれしくてうれしくて。相談に乗ってもらった友人や家族にもすぐ報告しました」
迷わず内定の承諾をしたとのことだが、入社に際して一切の不安はなかったのだろうか。
「強いて言えば、選考過程で社内の人間関係や雰囲気をつかめてなかったのが少し不安でした。友人は先輩と仲良くやっているとは聞いていたんですが、私は違う部署への配属となるので」
しかし、そんな心配もすぐになくなったという。
「仕事も熱心に教えてくれるし、休憩時間には積極的に話かけてくれる上司・先輩ばかりです。私が所属している部署は技術系ということもあって、この道が長いベテランの方も多いのですが、年齢の差なんて気にせずどんどん話しかけてきてくれます。仕事終わりにご飯に連れて行ってくれることもあるんですよ」
——自身の成長を感じられる環境
入社後、サッカーを楽しむ時間も、友人と遊ぶ時間も増えたと語るIさん。プライベートは充実しているようだが、お仕事の面はどうだろうか。
「やっぱり、研修や勉強会が多いので心強いですね。知識を身につけるという側面はもちろんですが、グループワークなどを通して他部署や他拠点の方と交流できる機会が多いのもプラスになっています」
「ただ、研修や勉強会だけでは、普段の業務への理解が追い付かないのも事実です。私の場合、入社直後から”放射線取扱主任者”という国家資格の勉強を始めました。この資格の勉強をすることで、担当業務への理解を深められますし、取得すれば仕事の幅を広げることができます」
「資格の勉強は、会社の資格取得講座や特別研修を利用しながらマイペースに続けています。会社の制度を利用しながら、日々レベルアップしている実感を持てています」
最後に、現在転職活動中の方に、Iさんの経験からアドバイスできることを聞いてみた。
「やっぱり準備が大切だと思います。会社説明会で面接と5教科の筆記試験があることを教えてもらったのですが、そこからすぐに筆記試験対策を始めました。その甲斐あって、本番では自信をもって臨むことができました。だから、準備を徹底するためにも、事前に情報をつかんでおくことも大事ですね」
《編集後記》
専門性の高い理系仕事、そして、国家資格への挑戦…。今回の取材を通して強く感じたのはIさんの成長意欲の高さです。友人からのご紹介が選考に進むきっかけとなった今回の転職活動ですが、自身の成長を願うIさんと社員を応援するカルチャーを持つ同社が出会ったのは必然だったと思わせてくれるストーリーでした。
プラストに投稿されているアセンドの記事の数々には、豊富な研修制度や社内イベントの詳細が紹介されています。入社後をイメージしやすい記事が多いので、本記事を読んで気になった方は、ぜひ下記リンクからのぞいてみてください。
それでは、これからもいろんな転職者にインタビューを続けてまいります。
引き続きチェックくださいませ。それでは!
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