こんにちは! プラスト編集部のOです。
第24回目となる「みんなの転職ストーリー」。
今回はカイエー共和コンクリート株式会社で、営業として活躍するKさんにお話を聞きました。
今回も、みなさんの転職活動の参考になる転職体験談を紹介しています。ぜひご一読ください。
【🏢カイエー共和コンクリート株式会社】
道路の脇にある側溝や水路など、社会インフラに欠かせないコンクリート製品の製造・販売を手掛ける同社。
お洒落なオフィスや少ない残業時間など、建設業界のイメージ向上のために、さまざまな改革に取り組んでいます。
——入社後すぐに吹き飛んだ不安
Kさんが同社に入社したのは2024年3月。取材時点で入社して半年が過ぎたばかりだ。業界や商材の知識はまったくない状態で入社したというが、不安はなかったのだろうか。
「先輩たちがとても親身に教えてくれるので、すぐに不安はなくなりましたね。『わからないことがあったら自分から聞いてこい』なんて風潮も一切なく、先輩たちから声を掛けてくれることのほうが多いくらいです」
「私は30代で、もう社会人経験は10年以上になります。それでも、先輩たちはまるで新卒の子にレクチャーするように、お客様に送るメール文面にまでアドバイスしてくれる。新しく入社した人材を大切にする会社だと感じています」
同社にはひと回りもふた回りも年上の先輩が多いことも、Kさんにとってはプラスに働いているようだ。
「最初は、埼玉支店に同年代の人がいないことが少し不安だったんです。でも、イチから学ぶには経験ある先輩たちのもとで働く方が良い。それに、埼玉支店の先輩たちはもちろんですが、会議で接する他の支店の先輩たちもフランクで、居心地の良さを感じる瞬間が実に多いですね」
この半年間で、同社で長く働ける手応えを感じているというKさん。大成功と言える転職を実現するまでにはどんなストーリーがあったのだろうか。Kさんのキャリアの軌跡を紐解いていきます。
——10年以上勤めた1社目
Kさんが新卒入社したのは、高所得者向けにリゾート会員権を販売する会社だったという。どういう経緯でそのキャリアを選んだのだろうか。
「第一に、リゾートって響きがかっこいいなと(笑)。それに、全国各地を飛び回れるし、お客様とゴルフを楽しむシーンもある。スケールが大きく、楽しい仕事ができると思ったんですよね」
1社目には10年以上勤務したというKさん。理想と現実で違った部分もあったというが、長く働けた要因としては人間関係が大きかったようだ。
「トイレから戻ってきた先輩が、スマホを掲げて『今日はツイてるぞ~!』って。どうやらトイレに落としちゃったようで…。最初はドン引きしていたんですけど、何年か後に感化されてそういうことをやっている自分がいました(笑)。こんな感じでポジティブで明るい人が多く、すごく楽しい職場だったんですね」
しかし、年を重ねるごとに気持ちは退職に向かっていったという。
「産まれたばかりだと思っていた子どもが、気づいたら立てるようになっていて、おしゃべりもできるようになっていたんです…。ショックでした。全国を飛び回る仕事ゆえに、帰ってくるのは2週間から1週間に一度ほど。このままこの仕事を続けたら、子育てを妻に任せっきりだし、子どもが成長した後に昔話もしてやれないと思い、思い切って転職することにしました」
——友人が経営する会社に入社
Kさんが2社目に選んだのは不動産業を営む企業。昔からの友人が経営するベンチャー企業だった。
「友人が経営する会社は民泊施設も運営していました。そこで、1社目で施設管理の経験がある私に声をかけてくれたんです。私としても住まいがある埼玉県で腰を落ち着けて働けるため、入社を即決しました。なので、転職活動はまったくしていないんです」
ベンチャー企業らしく上昇志向なところにも魅力を感じたというKさん。任された民泊についても試行錯誤の末、成果を出すことができたという。順調そうに思えたが、友人の会社で働くことへの苦悩は尽きなかったようだ。
「そんななか、民泊の運営が落ち着いたこともあり、本業の不動産関係の仕事にあたってほしいと打診されました。私としては、この先不動産業界に身を置き続けるイメージを持てなかったので、迷いましたが別のキャリアを歩むことにしたんです」
——主夫になって感じたこと
2社目を辞める少し前、Kさん家族には第二子が誕生したばかりだったという。そこで、Kさんはいったん”主夫”になる選択をとる。
「今まで単身赴任での生活が長かったので、ほとんど育児に参加できていませんでした。これからは家族との時間を大事にしたいと思ったんです」
実際に1年ほど主夫を経験したKさんはその大変さが身に染みたという。
「子どもの世話もしながら、家事をするだけでも大変なのに、妻はパートに出てそれらをこなしていました。相当負担をかけていたんだなと反省しましたね」
「いくら我が子と言えども、ずっと一緒にいると息が詰まることもあります。それに自分の時間も十分にとれません。本当に大変でした。次はワークライフバランスの取れる会社で家庭を大事にしながら働きたいと思うようになったのは、主夫を経験したことが大きいです」
——転職活動を開始
1年の主夫期間を経て、本格的に転職活動を始めることにしたKさん。書類の書き方に自信がなかったため、直接会ってアピールできる”転職フェア”に参加することにしたという。そのイベントで特に目を引いたのが、カイエー共和コンクリートだった。
「他のブースは若い社員の方が多いなかで、カイエー共和コンクリートは役員がブースに立っていました。その人選に、採用に対する本気度を感じました」
「役員と埼玉支店の支店長とお話したのですが、二人がとても仲良さそうに、役職の壁を感じさせないフランクなやりとりをされてたんですね。そういう人間関係の良さも魅力に感じたことを覚えています」
そうして転職フェアから帰ったあと、カイエー共和コンクリートをWebで検索。同社のプラスストーリーズの記事を見つけて読んでみたことで、より意欲が上がったという。
「まず目についたのはオフィス紹介の記事。私が想像していた建設業界とは180度違うお洒落なオフィスにびっくりしました。そして、何と言っても社員インタビュー記事が参考になりましたね。年齢が近い社員がいることがわかり、私も挑戦したいと思えました」
——会社見学後、そのまま面接の流れに
転職フェアで会社見学のお誘いがあったというKさん。約束の日時に向かうと、会社案内後にそのまま面接を受けることになったという。
「入念な用意をして行ったわけではないので、少し焦りました。ただ、面接では私の人柄を知るための質問が中心で、落ち着いて答えることができました。小学生のころのことを質問されたのは少々面食らいましたが(笑)」
「これは転職フェアで聞いていたことでもあるのですが、『厳しい建設業界のイメージを変えるために、まずは自社の中から変えようとしている』という想いを再度熱く語っていただいたのは、とても好印象でしたね。私のなかの建設業のイメージが一変しましたし、ワークライフバランスを重視した希望の働き方ができると確信できました」
「それに、面接官の一人だった営業部長が『あの国道やテーマパークは自分がつくった!』ととてもうれしそうに語っていたのが強く印象に残っています。話を聞いただけで、カイエー共和コンクリートでの仕事に大きなやりがいがあることを実感できました」
Kさんは他にも選考に進んでいた会社があったというが、いち早く内定を出してくれた同社への入社を即決したという。
——家庭を大事にやりがいを持って働く
カイエー共和コンクリートに入社後、Kさんは早速働きやすさを感じているという。
「特に土日休みのメリットを大きく感じています。子どもが小学生になり、最近では運動会に参加してきました。子どもの成長を感じる機会となり、改めて転職して良かったと思えましたね。今のところ残業もないので、平日でも子どもとご飯を食べたり、お風呂に入ることもできています」
「先輩たちが仕事を親身にレクチャーしてくれることは冒頭でも話した通りですが、プライベートの話もよくしているんですよ。皆さんパパとしても先輩なので、よく子育ての相談をしています。改めて人間関係の良さは当社の魅力だと思っています」
まさに理想的な会社に入社できたKさん。同社での仕事では、どんなところにやりがいを感じているのだろうか。
「私は今までは、無形資産を販売する仕事に携わってきました。一方、同社での仕事は、道路や建物など形に残るものをつくり、販売する仕事です。まだ知識も経験もありませんが、いつかは営業部長のように『この道路は私がつくった』と言えるようになりたいと思っています。そして、子どもにも思いっきり自慢したいですね(笑)。これが大きなやりがいになると思っています」
最後に、現在転職活動中の方にエールを送ってもらった。
「当社には経験のある年配の社員が多く在籍しています。そして今、先輩たちの経験や知識を引き継ぐ次世代のメンバーを募集している最中です。何年か後には会社の中心メンバーになれる可能性もあると感じています。当社が掲げる建設業界のイメージを変えることに共感いただける方、ぜひ一緒に邁進しませんか」
※本記事は2024年10月15日時点の情報をもとに作成しています
《編集後記》
建設業界にそこまで良いイメージを持っていなかったKさんが、転職フェアで同社の存在を知り、プラスストーリーズで情報を調べ、そして面接を通して業界イメージを一変させていく過程はまさに新たなキャリアが拓けた瞬間。視野を広げて転職先を探す重要性を感じたインタビューとなりました。
【バックナンバーはこちらから】
みんなの転職ストーリーまとめ