こんにちは! プラスト編集部のOです。
第22回目となる「みんなの転職ストーリー」。
今回は税理士法人ITSで、巡回監査助手として活躍するTさんにお話しを聞きました。
今回も、みなさんの転職活動の参考になる転職体験談を紹介しています。ぜひご一読ください。
【🏢税理士法人ITS】
80年近い歴史を重ねながら、時代の変化とともに環境に応じた若返りと進化を続けてきたITS。業界では珍しくグループ制での働き方を導入し、残業時間の短縮や産育休取得の実績を築く。所長の想いから所内の人間関係まで幅広く発信している。
——手厚いサポートで不安がなくなる
2022年4月に税理士法人ITSに入所したTさん。前職が経理職だったこともあり、活かせる知識はあったものの、税務などについてはイチから学ばなければならず不安だったという。しかし、そんな不安はすぐに吹き飛ぶことになる。
「入所直後は、一人の先輩につきっきりで教えてもらうというスタイルでした。先輩と一緒にお客様のもとを訪問した際に、わからないやりとりがあっても、帰りの車中で詳細を説明してくれたり、帰所後に参考書の該当部分を教えてくれたり。先輩の手厚いサポートのおかげで、巡回監査職としてやっていける自信がつきました」
それに、所内でも先輩からのサポートを受ける機会はたくさんあったという。
「所内のルールなどについては、まるでメンターのように、年齢の近い同性の先輩がサポートしてくれるんです。経験豊富な先輩には聞きづらいちょっとした疑問も遠慮なく聞きやすくって、すごくありがたかったです」
専門性の高い仕事に不安を覚えていたTさんだったが、すぐに職場にも仕事にも慣れ、今では立派に巡回監査助手として活躍しているという。Tさんが理想的な居場所を見つけた背景にはどんな経緯があったのでしょうか。Tさんのキャリアを紐解いていきます。
——学生時代から目指していた会計事務所
Tさんはもともと、税理士を目指して専門学校に進学。税理士事務所への就職を目指していたという。しかし、選んだのはメーカーの経理職だった。
「税理士事務所で就職先を探していたんですが、新卒・未経験で採用してくれるところがほとんどなかったんです。だから、募集の多かった経理職に的を絞ることにしました」
さまざまな企業を受け、最初に内定が出たメーカーに就職。初の社会人生活がスタートした。
「私はもともと几帳面で、物事をきっちり進めたい性格。経理職は自身に合っていると感じていました。この仕事を選んだことは間違いではなかったんだと思いましたね」
ただ、入社前に想像していた以上にハードな部分もあったという。
「請求書の発行は月末に集中する傾向にあって…。ボリュームが多いので、作業にはかなりのスピードを求められる。残業が重なるときも多々ありました。正直、いつも定時に帰れる仕事と思っていたところがあったので、そこはギャップを感じる部分でしたね」
——転職活動をスタート
経理職といえど、シンプルな作業が多く、このまま高い専門性をもつことなく30代に突入することに不安を覚えていたというTさん。
そのため、次の職場として、スキルアップや専門知識の習得が期待できる税理士事務所に狙いを絞ることにしたという。どんな転職活動をしていたのだろうか。
「転職サイトで『栃木県』『税理士事務所』という感じで検索して、応募していました。周りの人に相談するってことはなかったですね。何とかなるだろうって楽観的に考えていました(笑)」
そうしてみつけたのが税理士法人ITSだった。ITSは他の税理士事務所と少し違っていたという。
「ITSはプラスストーリーズでブログ記事を投稿していました。職員が感じている仕事のやりがいや職員同士の関係性がわかるような記事が多く投稿されており、訪問前から事務所の雰囲気を知ることができたんです」
「経理の経験があるとはいえ、未経験の分野に足を踏み入れることになるので慎重に応募するようにしていたんです。なので、文章と写真で雰囲気をよりつかみやすいブログ記事を読んだことで、応募に対するハードルが下がったのは確かです。また、求人サイトでブログを積極的に投稿しているということは、採用に力を入れている事務所なんだろうなと感じましたね」
——面接で志望意欲が向上
ITSの選考は、面談からのスタートだった。TさんはそこでもITSへの興味が高まることになったという。
「丁寧に事務所を案内してくれたり、仕事についてもわかりやすく説明してくれたり。それだけで好印象だったんですが、驚いたのはフレンドリーさです。『一緒に働こうよ!』みたいな感じでびっくりしました(笑)」
「ITS以外にもいくつかの税理士事務所を受けたんですが、何か歓迎されてない雰囲気を感じたんです。『お住まいと勤務地が離れてますよね?』とか、『遅くまで仕事するけど大丈夫なの?』とか言われたこともあって…。だから、ITSのウェルカム感はとてもうれしかったことを覚えています」
面談の場で、すぐに選考に進みたいことを伝えたTさん。書類選考を経て、面接に進むことになった。
——がらりと雰囲気が変わった面接
面接のためにITSを再訪したTさんは、面談との雰囲気の違いにびっくりしたという。
「部屋に入ると、役員クラスの方4名がずらーっと座ってらっしゃって。すごく厳かな雰囲気だったんですね。前回と全然違う感じに面くらっちゃいました」
面接の進行も、面談時とは違ったという。
「志望動機や自身の経験について聞かれ、それに答えるというオーソドックスな面接でした。でも私的にはそれがよかったんです。なんというか、税理士事務所らしい一面が見えたというか(笑)。とにかく、しっかりしている事務所だと確認できたのは好ポイントでした」
ラフな部分とかっちりした部分が見えて、事務所理解が進んだというTさん。無事に内定も出て、迷いなくITSへの入所を決断する。
——オンもオフも充実した毎日
Tさんが先輩のサポートを受けながら、着実に成長しているのは先述した通り。また、前職で課題に感じていた働きやすさの部分もはっきりと改善したという。
「先輩たちは、定時になったら『終業して大丈夫だよ』って優しく言ってくれるんです。まだキャリアの浅い私のことを気遣ってくれているのがわかり、うれしくなります」
「ランチや移動中はよく私の推し活話も聞いてくれるんです。その話がまわりに周知されすぎて、『推し活どう?』って話を振られることも多くなっちゃって(笑)。人間関係は本当に良くて、その部分でも働きやすさを感じています」
Tさんはこの仕事のどんなところにやりがいを感じているのだろうか。
「企業の社長や経理担当者様からいろんな話を聞けるのがこの仕事ののひとつだと感じています。仕事のことはもちろんですが、『今週は地域でお祭りがある』とか、『あの観光地が最近外国人観光客でにぎわっている』…とか。お客様と密にコミュニケーションをとりながら、経営面を支える存在になれる。やりがいはとても大きいです」
最後に、Tさんに求職者の方へのエールを送ってもらった。
「お金を扱うという面もあり、責任の重い仕事です。でも、当事務所には新人を支えてくれる優しい先輩たちがたくさん在籍しています。私もそうだったのですが、入所すれば、すぐに不安はなくなりますよ」
※本記事は2024年8月8日時点の情報をもとに作成しています
《編集後記》
「ITSには親身になって相談に乗ってくれる文化がある」と語ってくれたTさん。実際、最近では女性の監査課職員が産休を取得するなど、誰もが働きやすい環境づくりに注力している模様。同事務所に、不安なくキャリアを磨ける環境があることがわかった取材となりました。
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