こんにちは! プラスト編集部のOです。
第20回目となる「みんなの転職ストーリー」。
今回はカイトウ建築設備工業株式会社に、施工管理職として入社したAさんにお話しを聞きました。
今回も、みなさんの転職活動の参考になる転職体験談を紹介しています。ぜひご一読ください。
【🏢カイトウ建築設備工業株式会社】
建物に関する消火設備全般の施工・管理をおこなっているカイトウ建築設備工業株式会社。最近では、「老若男女が活躍できる業界にする」という想いのもと、建設現場で活躍する「墨出しロボット」の開発を進めるなど、業界に新たな風を巻き起こそうとしている。
——人柄重視の採用方針に惹かれて
カイトウ建築設備工業で、イチから施工管理職としてのキャリアをスタートしたAさん。ただ、もともと施工管理を希望していたというわけではなかったという。
「実は、カイトウ建築設備工業には事務職を希望して応募しました。面接の結果、打診されたのが施工管理職だったんです」
事務職と施工管理職はまったく違う職種になるが、なぜその打診を受け入れたのだろうか。
「一言でいえば、面接で社長のお人柄に惹かれたからです。物腰やわらかな対応で、私の緊張をほぐしてくれました。それに、私は初めての就職先を短期離職した経験があります。自慢できる経験やスキルがないなかで、私の人間性をみて判断しようとしてくれているのもうれしかった」
「社長がこんな人なら、他の社員さんもいい人が多いんだろうなと思ったんです。その後施工管理の仕事についてしっかりと調べて、挑戦することに決めました」
2024年の7月中旬からは本格的に現場での研修が始まるというAさん。同社への入社を決めるまでには、どんなストーリーがあったのだろうか。Aさんのキャリアの軌跡をひも解いていきます。
——挫折を経験した初めての社会人生活
短大を卒業したAさんが就職したのは携帯販売店。接客業で初めての社会人生活をスタートしたという。
「特にやりたい仕事もみつからず、とりあえず受けてみた携帯販売店で内定が出たんです。葛藤はありましたが、他の企業で内定が出るとも限らないし…。だから、まずはそこで頑張ろうと決めました」
勢い入社したAさんだったが、すぐに接客業が向いてないことに気づいたという。
「キャリア変更を促すための声かけなど、自分が苦手だと思っている業務ばかりで…。日に日にこの仕事に向いてないと思う気持ちが強まっていきました」
講師役をしたスマホ教室で、参加者に喜んでもらえたというやりがいはあったものの、Aさんの仕事に対する苦手意識は拭えなかった。
——充電期間を経て転職活動を開始
携帯販売店を辞めたあと、Aさんは短期アルバイトをしながら生計をたてていたという。
「1社目で挫折したことで、正社員として働く気力がなくなってしまったんです。だから、すぐに転職活動をするのではなく、しばらくはアルバイトをしようと考えました」
1年半ほど経ってから転職活動を再開したというAさん。どういった心境の変化があったのだろうか。
「アルバイト仲間のなかには、いわゆる次の転職先が決まるまで、一時的にアルバイトをしているという人もいました。真剣に仕事を探している姿に影響を受けたというのが正直なところです」
「特に影響を受けたのは、アルバイトをしながら一生懸命勉強して就職活動をしていた方の存在です。年齢が近かったこともあり、奮起するきっかけとなりました」
——転職エージェントを利用するも…
Aさんの転職活動は、転職サイトに登録するところから始まったという。同時に、エージェントのサポートも受けることにした。
「接客の仕事が向いてなかったので、漠然と事務職がいいんじゃないかとは思っていましたね。転職サイトで首都圏中心の企業を検索しつつ、エージェントにも相談していました」
「ただ、エージェントが紹介してくれる求人は事務職ではなかったり、収入面などの希望に沿うものも少なかった。内定をもらえた企業もあったのですが、そういった経緯から辞退しました」
そこからは、転職サイトから自分で応募する転職活動をメインにすることに決めたというAさん。そうして、アプリの通知からカイトウ建築設備工業の存在を知ることになる。
——記事を読んで入社意欲が上昇
カイトウ建築設備工業の求人に応募したAさんは、情報収集のために社名をWeb検索してみたという。そうして、同社のプラスストーリーズの投稿を発見する。
「目に留まったのは、社員のプライベートな記事や、ランチタイムの様子を紹介した記事。オンとオフのメリハリがつけられる環境があるという印象を持て、一層興味がわきました」
「私の場合はWeb面接だったので、会社の雰囲気をつかみにくいだろうなとは思っていたんです。そのようななかで、上記の記事を含めて、社員同士の良い関係性がわかる記事が多く投稿されていたのは、入社意欲があがる要因となりました」
面接を経て、希望する職種とは違ったものの、Aさんが内定を承諾したのは冒頭で記載した通り。自身でも納得のいく転職活動になったという。
——心地よい人間関係が魅力
カイトウ建築設備工業に入社して2ヶ月半が経つAさんだが、プラスト記事の印象通り、人間関係は同社の魅力だという。
「とにかく社員同士の距離感が近いんです。会社の規模が大きいわけではないので、全員の顔と名前がわかり、気兼ねなく会話できる環境です」
「社長にもよくお昼ご飯に連れて行ってもらっています。先日は、何人かでラーメン屋さんに行ってきました。『昨日何食べた?』みたいな世間話もよく繰り広げられていて、社内はにぎやかです」
施工管理という仕事への所感はどうだろうか。
「まだそんなに現場に行っているわけではないので、まだ十分に仕事について理解はできていません。今は資格の勉強をしているのですが、都度、先輩が丁寧に教えてくれます。質問しやすい雰囲気があるのもうれしいですね」
お話しを聞いて、Aさんの現在がとても充実している様子がうかがえた。最後に、今後の目標を聞いてみた。
「直近の目標としては現場に慣れて、ひとつでも多くの業務ができるようになることです。それに、社長が『もっと女性が活躍できる業界にしたい』と言っていました。私も同じ気持ちです。その足掛かりになれたらいいなと思っています」
※本記事は2024年7月12日時点の情報をもとに作成しています
《編集後記》
プラスト記事の閲覧や社長との面接を経て、「ここに入社したい」と思った心境の変化を語ってくれたAさん。未経験の業種や職種への挑戦は、多くの方が尻込みすることだと思いますが、Aさんの語り口からは、そのような不安を一切感じられませんでした。それだけで、入社後の充実具合がありありと伝わってきました。
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