皆さんこんにちは!
イーマックエンジニアリング『K』です。
昨年は『田植え』から『稲刈り』&『玄米出荷』までの一連の作業報告をさせていただきましたが、今回は昨年に報告できなかった田植え前の育苗作業を
「田植え」マイナス1.0と称して報告します。
【4月7日(日)】
今日は、義理母と妻そして私の3人作業です。
先ずは浸種・催芽の工程を終えた発芽モミをゴザに広げて水分を飛ばします。
そして、土入れを終えた育苗箱にヒタヒタに水をまいていきます。
双方の作業が終わるといよいよ種モミ撒きに入りますが、これにはベルトコンベアー型の機械を使って、育苗箱に種蒔きと土掛けを自動で行っていきます。
ただ、この段階に入ると私もガッツリ作業しますので、その工程の写真が取れませんでした。
ということもあり、下の説明写真でどうかご理解下さい。
この作業を経て、種蒔きを終えた育苗箱をビニールハウス内の一か所に集めて数段重ねた上で、保温のためにゴザとビニールシートで覆い出芽を待ちます。
【4月14日(日)】
一週間の養生期間を経て、草丈が3~4cmになったところで養生を解いて日を当てます。
この様子を見て義理母が言うには、今年の苗は例年より苗高が揃っていてどうやら上々の滑り出しのようです。
私も最近知ったのですが、『苗半作』といった農業用語があり、その意味は「苗をしっかり育てることができれば、その作物の栽培は半分成功したようなもの」とのことです。
確かに義理母始め周囲の米作りのプロの皆さんは、育苗時期の温度管理・水管理・土管理には神経質なくらいに真剣に向き合っている姿が見て取れます。
こうした農家の皆さんの惜しみない努力のおかげで、毎年美味しいお米が食べられるんだなって、今更ながら痛感しています。
今年も例年の如く、『とちぎの星』と『コシヒカリ』の2銘柄の栽培に取り組みますが、育苗が順調に進めば、多分、ゴールデンウィーク終盤には田植えに取り掛かれそうです。
時折そよ吹く心地よい春風を頬に感じながら、この時期のワクワク感を堪能する私でした。
おわり