こんにちは! プラスト編集部のOです。
第6回目となる「みんなの転職ストーリー」。
今回は新まるせ株式会社のMさんにお話しを聞きました。
記事では”転職における様々な決断の瞬間”や”転職成功を実現するための手段”が語られています。
転職活動中の方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても、きっと参考いただける転職体験談になっていますので、ぜひご一読ください。
※本記事は2023年1月18日時点の情報をもとに作成しています
——2つの進路で迷った学生時代
現在、一人前の土木施工管理となるべく、アシスタント業務や現場作業にまい進しているMさん。昔から建設業に携わりたいと考えていたという。
「建設業、特に土木分野に興味を持っていました。設計をしたり、重機や建設機械を操縦したり…いろんなスキルを身につけられるところに魅力を感じてたんです。なにより、自分の手で道路や橋をつくれることは絶対にやりがいが大きいと思っていました」
しかし、最初に目指したのは建設業の道ではなかった。
「高校を卒業した後は、公務員になるための専門学校に進学しました。兄弟から公務員の話を聞いているうちに、だんだんと魅力を感じるようになっていったんです。悩みましたが、その道に挑戦することを選びました」
目標に向かって努力を重ねるも、縁をつかみとることはできなかった。Mさんはもう一つの憧れだった建設業の道に進むことを決心する。
「1回のチャレンジで縁がなければ、公務員はスパッとあきらめると決めていました。だから、以前より気になっていた建設業界で働こうと思い立つのに時間はかからなかったですね」
——建設業界の酸いも甘いも経験する
Mさんが入社したのは解体工事を手掛ける企業。どんな経緯でその企業を選んだのだろうか。
「1社目は知り合いからの紹介です。特に面接などもなく、スムーズに入社できました。アルバイトとしてスタートし、正社員になったのは1ヵ月ほど経ってからです」
初めて経験した仕事はつらい面も楽しい面もあったという。
「思っていたよりも体力的に厳しかったですね。仕事が終わるともうへとへとで…。ただ、その会社には知人が多かったので、人間関係が良く、仕事のやりやすさを感じていました。それに、解体工事は複数の会社で協力することが多いんです。他の会社の人とも仲良くなって、人脈が広がっていくのも魅力を感じていた部分です」
同社で1年ほど経ったある日、転機が訪れる。
「友人が社長を務める解体工事会社に誘われました。人手が足りなくて困っているということで熱心な勧誘を受けたんです。そのまっすぐな姿勢から、自身を強く求めているのはここだと感じ、転職することに決めました」
——将来を考え、2回目の転職を決意
2社目の経営も安定軌道に乗り、Mさんの解体工事の経験やスキルも着実に積み上がった。しかし、3年目になり、将来に対する漠然とした不安を覚えるようになったという。
「体力的に厳しいと感じることがだんだんと増えていきました。今はまだ大丈夫ですが、この先年を重ねてもこの仕事を続けられるだろうかという不安が…。建設業界で長く活躍するためには、現場作業だけでなく、設計だったり、施工計画をできるようになったほうがいいと考えるようになりました」
「実は、解体業で独立することも考えていました。でも、まわりでうまくいってない同業他社をたくさん見てきたことが脳裏をよぎりました。会社に所属して着実にスキルを身につけるほうが堅実だなと」
2回目の転職を考え始めたMさんだが、今まで経験した2社は選考なく入社したため、書類作成や面接の経験はない。はじめてとなる転職活動に不安はなかったのだろうか。
「それがなかったんですよ(笑)。もともと、イチから自分で入りたいと思う会社を見つけたり、面接を受けてみたりしたいと思っていました。専門学校時代に面接の練習もたくさんしてましたしね」
——はじめての本格的な転職活動
前職時代に取得した中型トラックの免許や重機の免許を活かせる仕事をしたいと考えていたMさん。ただ、どう求人を探せばいいかよくわからなかったという。
「とりあえず、『広島 建設業 転職…』といったワードでネット検索して、ヒットした求人を見ていくことにしました。そのなかで新まるせの求人に出会ったんです」
「求人を見ると、いろんな現場の土木工事を手掛けていたことに加え、工事で扱う機械も豊富。今までの経験や取得した免許を活かせることはもちろん、幅広くスキルを身につけたいという希望にも合っていると感じたんです。気になっていたところに、新まるせから応募案内のメッセージが届き、選考に進む決心がつきました」
意を決して選考の準備を始めたが、応募の際にはちょっとした珍事もあったようだ。
「ネット上で履歴書や経歴書を作成していた際、データが消えてしまったんです。ショックのあまり、また最初からつくる気がおきなくて…。思い切って、直筆の書類を直接持って行きたいと電話で伝えてみたところ、快くOKしてくれてホッとしましたね(笑)」
その時点で、新まるせが第一志望だったという。直接書類を持参したいと願い出る行動に志望度が現れている。
「他にも2~3社気になる求人を見つけましたが、応募したのは新まるせだけ。落ちたらまた次の企業を探せばいいと考えていました」
——選考を通して、入社意欲は右肩上がりに
面接の案内は電話で届いたという。まだ2社目の企業で働いていたMさんは、昼休み時間を利用し、新まるせを訪問した。
「訪問してテンションが上がったのはオフィスに足を踏み入れた瞬間。今までオフィスで仕事することがなかったので、初めての光景でとても新鮮でした。面接会場の社長室も立派で入社意欲があがりましたね」
面接官は社長と採用担当者の2名。社長とのやりとりが主だったという。
「面接での質問は、”今までの経験”についてや”入社してやりたいこと”がメイン。社長の質問の仕方から、私が話しやすいように配慮してくれていることが伝わってきました。また、自然と受け答えをしているうちに会話のような感じになり、こちらが聞きたかったことがその流れのなかで出てきて、とても有意義な時間になったのを覚えています。面接中ながら、『今すぐ入社したい!』と思っていました(笑)」
面接が終わった後に社長がフレンドリーに話しかけてくれたことも、入社意欲が高まった要因のひとつだったという。翌日には内定の連絡をもらい、すぐに入社を決断したようだ。
——最高の環境に出会う
大きな希望と期待を背負って新まるせ株式会社に入社したMさん。いい意味でのギャップしかないと笑顔で語ってくれた。
「先輩方全員、私が仕事をわからないことが当たり前と思ってくれているんです。だから、すごく親身に、丁寧に教えてくれるのがありがたい。そういう雰囲気があるから、私からも積極的に質問するよう心掛けています。以前は『見て覚えろ』という雰囲気のなかで仕事をしていたので環境の違いにびっくりしました」
休憩時間や仕事終わりの時間も思っていた以上に楽しい時間になっているという。
「私はわいわいとした雰囲気が好きなんですが、新まるせもまさにそんな雰囲気を持つ会社でした。先輩たちと一緒に昼食に行ったり、仕事終わりに飲みに行ったり、楽しい時間もたくさん増えています」
「今までは週休1日だったので、オフの日でも次の仕事のために体を休ませることを優先していました。新まるせでは2日休みの週があるのもうれしいポイントですね。生活にゆとりができ、ジムで汗を流す時間をとれるようになりました」
人間関係やプライベートの時間に満足していると同時に、仕事にも大きなやりがいと楽しみを感じていると語るMさん。最後に今後の目標を聞いてみた。
「今はアシスタントとして現場に出ていますが、経験を積んだり、施工管理の資格を取ったりして、ひとつの現場をメインで任せてもらえるようになりたいです」
「あと、現場には作業していただく職人さんが多いのですが、時には経験豊富な職人さんの間で工事の進め方について議論が起こることもあります。そういった時に、間にはいって調整できるよう人間的にも成長していきたいですね」
《編集後記》
取材の終盤にご登場いただいた社長が、Mさんのお人柄や働きぶりを絶賛していたことが印象に残っています。Mさんのインタビューからも、同社とカルチャーフィットしている様子が伺えました。企業・転職者双方にとって幸せな結果になっていることが画面越しからありありと伝わってくる取材でした。
プラストに投稿されている新まるせの記事の数々には、Mさんの他にも多くの先輩社員が登場しています。その記事から、人間関係の良さを感じ取ってみてはいかがでしょうか。本記事を読んで気になった方は、ぜひ下記リンクからのぞいてみてください。
それでは、これからもいろんな転職者にインタビューを続けてまいります。
引き続きチェックくださいませ。それでは!
【バックナンバー】
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